呪符 「蘇民将来子孫」  2006年 12月 4日

文字サイズは「大」で  画面は「最大化」で  ご覧ください


呪符 「蘇民将来子孫家門」
c0070150_10132826.jpg

伊勢の町を歩くとな、
家の軒先に 「蘇民将来子孫家門(そみんしょうらいしそんかもん)と書いた札が
しめなわに吊り下がっているのを見たことがあるやろ。
その門符(もんぷ)にはこんな話があるんや。

むかし、牛頭天王(こずてんのう)がお嫁さんをさがしに竜宮城へ出かけられた時のことや。
歩きながら、泊めてもらうところを探しておるとな
森の中にたいそう立派な一軒の家を見つけたんや

その家に住むのはこのあたりで一番の長者、巨旦将来(こたんしょうらい)やった。
牛頭天王はさっそく、戸をたたいて頼んだそうや
「旅のものですが、疲れ果てて歩くことができません。
一晩だけ泊めていただけませぬか」

巨旦は、貧しそうな身なりをした牛頭天王を見て、
「うちは貧しいから泊められへん」
「そのようなことをおっしゃらずに、一晩だけでも」
と何度も頼んだにもかかわらず、とうとう泊めたらへんだんや。

牛頭天王は困りはて、
ふるえながら今度は その兄 蘇民将来(そみんしょうらい)の家の戸をたたいた。
わけを話すと、蘇民は 「それはそれは遠いところから大変やったなあ。
わが家は見てのとおり汚い家やけど、よかったら泊まってってください」
と快く招き、粟を出して親切にもてなしたそうや。

牛頭天王は喜び、そのお礼に
「悪病が襲うから、家の周りを茅垣で囲うように」と教えたそうや。
翌朝 村人はみな死んでいたそうや。

牛頭天王は立ち去る時、
「悪疫が流行したら 蘇民将来子孫家門 と書いて門口にはるとよい」
と言い残したんや。

牛頭天王という人はな、悪いことを追い払う神様やったんや。
それからな、代々蘇民の家の人たちは、このとき牛頭天王が言われたように、
「蘇民将来」と書いた木を身につけておったんや

今でもこの辺の人はな、悪いことを追い払ってくれるお守りとして、
この木の札を家の玄関口のしめなわに取り付けておるんや。

災難なら畳の上でも死ぬ


楽しくて チョット H な my homepage

[PR]
by takiro2 | 2006-12-04 10:12 | 宗教 | Comments(1)
Commented by terukot1 at 2006-12-04 12:06 x
先日95才の人が交通事故で亡くなったしんぶんきじを見たのですが、それまで生きてなおたたみの上で死ねなかった・・・お気の毒ですよね。
<<  お か げ 横 丁  200...  伊 勢 う ど ん  200... >>