2018年 5月 22日  生足(なまあし)

c0070150_14083978.jpg

「生足で ペタル踏む娘(こ)に 夏立ちぬ」

女将さん 5月15日に行われた
館山市俳句連盟主催の吟行句会で5位・特選3つ 頂きました 
その時の吟行句です

女将さん この俳句解りますか 
まず「吟行」というのは 
俳句を作るため俳句仲間で 野外や名所旧跡に出かけていくことなんです
その日の場所は 中央公園界隈・鏡ケ浦・館山駅周辺でした
その時つくった俳句なんです

オトウサン 「生足」ってなんなの 生ビールなら知っているけど
高校生くらいの女の子が二人
素足で・ショートパンツで自転車で走って行くのにすれ違ったんです
その時 思わずこの句が浮かびましたね 夏だなぁー って

それならなぜ「素足」としないの?
それは 俳句にルールがあって
一つの俳句の中に 季語を二つ入れてはいけないことになっているんです
「素足」も「夏立ちぬ」も夏の季語なんです
考えに考えた挙句が「生足(なまあし)」だったんです
この努力の結果 42名中の5位 選者8名中3名の方から「特選」をいただき
賞金合計4,000円になりました

オトウサンは 「夏立ちぬ」なんて調子のいいことばかり言っていて
いざとなれば 何も立たないのに!!

今晩は4,000円 全部使っていってよ!


[PR]
# by takiro2 | 2018-05-22 13:47 | 趣味 | Comments(0)

  春宵一刻値千金  2018年 4月 18日

c0070150_18513694.jpg

女将さん 今年の春は アッというまでしたね
オトウサンと同じで 来たと思ったら すぐ去ってしまいましたね

春の宵は心地よく 情趣ふかく わずか一時でも千金の値打ちがあると
北宋の詩人の 蘇拭(そしよく)は 詩でうたっていますね

女将さんには ムツカシイと思いますが
原典は「春宵一刻値千金、花清香有 月蔭有」なんですょ
ここから 「一刻千金」が 四字熟語化されたんです

現在でも春の宵は 桃 梅 桜の花を愛でながら
酒を酌みかわす まさに一刻千金のおもむき という風流さが残っていて
春分のころの宵が 酒には最高だそうですね

だからといって 春宵にスキヤキを食っても
一刻千金というセリフは出てきませんね


「いや なつかしい 今夜は「一刻千金だ!」じつくり語ろう」なんて
旧友と再会を祝して飲み明かすことがありますが
これは春でなくても 一年じゅういつでもよろしい
そして「時の過ぎるのを忘れた」となれば
まさに人生の楽しみ これに過ぎるものはなく
一刻千金は 季節を問いません


しかし 男女の仲でも 昔の恋人でも
偶然に出会えば「一刻千金」となるにきまっていますが
過ぎゆく時を惜しみすぎると、あとが恐ろしい

女将さんとなら すぐに「一刻千金」の雰囲気になりますが
帰りの 「一刻一万円」 が怖いです

金のない奴は トットと帰れ!!


[PR]
# by takiro2 | 2018-04-18 18:24 | 季節 | Comments(1)

  花 に 嵐  2018年 4月12日


c0070150_17170677.jpg


女将さん 毎日毎日 風が強いですねー
オトウサン 強い西風が 長く続きますね
櫻だって 満開の翌日の強風で アッというまに散ってしまったでしょ


女将さん 平年サクラの花の盛りは 七日間ぐらいあるのですが
今年の桜は 特に不憫でしたね


オトウサン「花に嵐」とはよくいったものですね
「花にあらし」は仕方がないのでしょうが
あらしの中で散っていくのも また桜花と言えますね


女将さん「花にあらし」とは
とかく物事には邪魔が入りやすい例えとなっておりますが この和歌は

「世の中は月に叢雲(むらくも)花に風 思うに別れ 思わぬに添う」
となっています

そして 低気圧と低気圧の間の移動性高気圧が来ると
穏やかな明るい青空が広がり

「久かたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」(紀友則)
の風情になります


女将さんの 一番きれいな時ですね 頑張ってくださいよ
熱くなったからっといって 肌は出さないように


オトウサン いいお話ありがとう 今日は勘定いらないわ
女将さん 今日は何も飲み食いしていませんょ


[PR]
# by takiro2 | 2018-04-13 17:18 | 季節 | Comments(0)

  花の下で  2018年 3月 31日


c0070150_18214815.jpg

女将さん今晩は
あらオトウサン お元気そうね お酒は熱燗ですか?

いやいや女将さん その前に外へ出て お月さま を見てくださいょ
オトウサンいい月ですね まん丸ですょ

そうです 今夜は訳ありの夜なんです
晩年の西行法師が詠んだ有名な歌
「ねがはくは花のしたにて春しなむそのきさらぎのもちづきのころ」とは
「きさらぎのもちづき」とは 旧暦の2月15日のことなんです

そうです 今日3月31日のことなんです
人生の旅の終わりに 花に心寄せた文人は多いですね
美しい作品が その心持ちを後世に伝えていますね
今晩は月を見ながら帰ります

「古池やかわずとびこむみずのおと」ああ風流だなぁ

オトウサン ドブに飛び込まないでくださいょ
大丈夫かなぁ  


[PR]
# by takiro2 | 2018-03-31 18:24 | 季節 | Comments(0)

  花一時 人一盛  2018年 3月 27日

c0070150_18070024.jpg
女将さん 元気ですか この陽気で心配しているんですよ
オトウサンほんとに 激しく変わりますね
おとといまでは真冬の陽気で 今日は夏日ですょ
桜の花も咲いていいのか いけないのか 迷っているのじゃないですか


今朝のニュースでは 満開が一週間早くなったそうですょ
気象庁の観測では
あらかじめ決めてある標準木の花が数輪以上開いた状態になった時を「開花」
80%以上が咲いた時を「満開」としているそうです
たまには 開花の翌日満開という観測例もあるそうです


「花一時(いっとき)人一盛り(ひといちさかり)」は 昔のことわざ
花が咲き誇るのも ほんの一時であるように
人も盛んな時はごく短い一時期
「散る桜残る桜も散る桜」は 良寛の句と伝えられています

女将さんも「四十四十と人言うけれど三十九だもの花だもの」というときもありましたが
今はもう「うば桜」なんと慰めてよいのやら

晩はここいら辺でやめます 勘定はここに置いていきます
おやすみなさい


[PR]
# by takiro2 | 2018-03-27 14:22 | 季節 | Comments(0)

  春 分  2018年 3月 21日

c0070150_17032346.jpg


女将さん とうとう春分になりましたね
暑さ寒さも彼岸までと言いますが 昨日が真夏の陽気 今日は真冬の陽気ですね
ところで女将さん 新潟の春彼岸の様子は どんなもんなんですか

オトウサン新潟では 彼岸にスコップで霊園の深い積雪をかき分けて
線香を上げている光景を見ました
また墓前に供えた着色した造花の色が、
寂しい雪の野山の中で 実に鮮やかだったのを覚えています

女将さん 一方鹿児島の彼岸は、レンギョウやアカシアが黄色の花を豊かに着け、
ハクモクレンの花は全開、クスの若葉がもえ始めており、
霊園はお花見のような人出で、供え花は目を見張るばかりに豪華だそうです。

女将さん日本は広いですねぇ 同じお彼岸でもいろいろな色があって
いい国ですねぇ

一句出来ました  花冷えや燗付け直す老夫婦
いいお彼岸を迎えましたね オトウサン
今夜の勘定 あたしのおごり


[PR]
# by takiro2 | 2018-03-20 17:11 | 季節 | Comments(0)

  春 分  2018年 3月 20日

c0070150_14121648.jpg


女将さん ここ1年の間 ブログを休んでおりましたらすっかり様子が変わっていて
編集の仕方に 右往左往しております

今日も まだテスト中です おかしかったら教えてね、

(花のさかりは、冬至より百五十日とも、時正(じしょう)の後、七日ともいへど、
立春より七十五日、おほやうたがはず)

吉田兼好が著した『徒然草』第161段に登場する「時正」とは、春分のこと。
太陽黄経が零度となり、昼と夜の長さがほぼ同じになるこの日以降、
気温はぐんぐん上がり、待ちに待った行楽シーズンが始まります。
初候は「雀始巣(=すずめはじめてすくう)」。

本格的な春を迎え、生き物たちの活動がますます盛んになります。

ここまでで うまくいくといいですが 


[PR]
# by takiro2 | 2018-03-20 13:39 | 季節 | Comments(0)

  彼岸の入り  2018年 3月 18日

c0070150_17094381.jpg

女将さん もう今日は「彼岸の入り」ですね

オトウサン「暑さ寒さも彼岸まで」もう寒さとはお別れですね

とはいうものの女将さん「彼岸すぎまで七雪」ということわざもありますょ

そおよ 私の実家 新潟では「彼岸の糊雪(のりゆき)」これは水分の多いベタ雪

「我が村はぼたぼた雪のひがんかな」は一茶の句でしょ

「彼岸の小鳥ころし」(鳥取)は 雪で小鳥がえさを探すのに苦労するのを心配して

同様に四月の雪については「雲雀(ひばり)殺し」(青森)

「彼岸ざらく」(青森)は 雪交じりの「彼岸荒れ」

「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」は正岡子規が老母の話をそのまま俳句にしたんでしょ


確かに年にもよりますが 
季節はずれの雪が降ったりする寒い彼岸となる年もあります

しかし 暑さ寒さも彼岸まで と言われるように 余寒の日ともそろそろお別れですね

重いコートを脱いで軽装になり 芽吹いたばかりの春の野山へ出かけてたいですね


オトウサン どこがいい 

それはもう 秋田新幹線で混浴の「乳頭温泉」に限りますね

いくつになっても男は嫌ね


[PR]
# by takiro2 | 2018-03-17 17:20 | 宗教 | Comments(0)

  多情多感  2018年 3月 16日

c0070150_15212815.jpg

女将さん お元気ですか オトウサン ありがとう

でも この木の芽時になると 体が何だかだるくてしょうがないんですョ

解ります分かります この時季は 「牛が発情する」と言われるように
環境の急激な変化への調節がうまくいかなくて
体や精神の変調を起こしやすいと言われていますね

オトウサン 私ってチョット 晩生(おくて)なのかしら

女将さんは チョットどころか かなりずれていますが
青春時代は誰も「多情多感」でして 感情が豊かで物事に感じやすい
そういう一時期を過ぎて みんな大人になっていくんですね

女将さんのように
大人になっても「多情多感」でありつづける人も少なくないですが

たいていの人は「薄情鈍感」になるようですね

いじわるくいえば「多情多感」が行きすぎると
その場その場の感情のおもむくままに流されて 自分を失ってしまい
コントロールのきかない「気まぐれプッツン症」にも通じますね

(とし)とってこれじゃ周囲に迷惑をかけますから
「多情多感」はやはり若さの特権であり 青春の代名詞といっておきましょう

これに似た言葉で「多情多恨」がありますが
これも物事に感じやすく 恨んだり悲しんだり 感情表現が豊かな人のこと


「多情仏心
(たじようぶつしん)はそういう中にも

薄情なことができない 仏心(ほとけごころ)をもつ性質を言います

注意すべきは、「多情」の二文字だけの形容は
男女関係で気が多い 浮気な女ということになって
ほめ言葉にはならないので 気をつけてくださいね

では今晩は この辺で帰ります ご馳走さまでした

オトウサンありがとう これから気を付けましょう

でも今晩の勘定は払っていってくださいょ

「薄情鈍感」な 女め





































































































































[PR]
# by takiro2 | 2018-03-16 15:36 | 季節 | Comments(0)

三拝九拝  2018年 3月 10日

c0070150_16542750.jpg

女将さんお元気ですか

北海道は大変ですね 溶けた雪の水で 川が氾濫しているそうですよ


オトウサン 確実に地球は温暖化に走っていますね

そうですそうです ここで「中国」や「北朝鮮」が大気汚染など出して

地球を怒らせないでもらいたいですね

そのことについて 世界の皆さんに 三拝九拝してお願いしましょう

ところでお願いの仕方ですが

三拝九拝の三拝は必ずしも三度でなく何度も礼をくり返すこと

九拝も同様で何度も頭をさげること合計で礼を何度くり返すかは別として

ここまでていねいに拝むように礼をつくして相手に敬意を表する

または頼みごとをする そういう場合を三拝九拝といいますね


数字を使った四字熟語は数多いですが
ここでは唯一無二(ゆいつむに)無二無三(むにむさん)
三面六臂(さんめんろつぴ)を取りあげてみましょう

唯一無二(ゆいつむに)はただそれ一つだけ二つとない貴重なものという感じ

無二無三(むにむさん)もただ一つという意味だから これは唯一無二と同じ

転じて わき目もふらずひたすらお願いに突進することに使います

三面六腎は八面六臂(はちめんろつぴ)のほうが一般的ですが

一つの体に三つの顔と六つの肘(ひじ)をもっているくらい
一人で数人分の働きがある

つまり多方面にめぎましい活躍をするということ

八面六臂は八つの顔に六つの肘これも大活躍を意味します

以上 大気汚染の浄化に協力を求めよき世界にするため お願いをしましょう

ところで女将さん よそで遊びすぎ 手持ち不如意でござすいます

勘定を来月回しにお願いします この通り「三拝九拝」しております


オトウサン オチはそこにあったんですね 変だなぁと思っていました



[PR]
# by takiro2 | 2018-03-10 17:11 | 教養・研修 | Comments(0)