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 立 待 月  9月 20日

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女将さんこんばんは ヤット自分の体になりました!
そうでしたねオトウサン お祭りは大変でしたね 山車に付きっ切りで 
まして今年は 「六軒町」は年番でしたからね

ところで 無事に終わったんですか

まぁまぁでしたね 南町の山車と喧嘩して 肋骨を折った人もいましたし
最後の日は 山車をなかなか仕舞わないので業を煮やし
役員全員引き上げちゃった一幕もありました

そりゃぁご苦労様でしたね 年甲斐もなく あまり若いもんといざこざ起こさないでくださいね
でもオトウサン お祭りは大変な行事ですが
終わってみると いろいろと思い出が残るんじゃないですか


女将さんこっち見てごらんょ しみじみするねぇ~ 
昔の人はいいことをいったね
「十五夜」の翌日は一日違うだけで 約40分も月の出が遅くなるんですよ
そこで いざようように ためらいながら月が出てくるので 「十六夜(いざよい)」

今日十七日の夜は 「立待月(たちまちづき)」 女将さん分かるかなぁ
これは今出るか今出るかと 月を立ちながら待っているからなんですょ
あたしだって お客さんがいつ来るかと 「立待月」ですょっ

その翌日十八日は「居待月(いまちづき)」 十九日は「寝待月(ねまちづき)」
二十日は「更待月(ふけまちづき)」と替わっていきます
しかしですね 満月になる前は 「十三夜」ぐらいであまり特別の言葉はありませんね

それって何故なのょぉ~
満ちる時よりも 欠けてゆく月に対する思いのほうが 格別なんでしょうね
哀愁の美学ですねぇ
消え行くものにも その時その時 それなりのよさがあるということを
伝えたいのではないでしょうかねぇ

同様に 人生においても 人は衰えてゆく寂しさを味わわないわけにはいけませんねぇ
その寂しさを一づつ克服して成仏するんですょ
初七日 二七日 三七日 四七日 五七日(三十五日) 六七日 七七日(四十九日) 百ケ日
一周忌 三回忌 七回忌 十三回忌 十七回忌 二十五回忌 三十二回忌 五十回忌 
と修行を進めることによって 仏になっていくんですょ

さらに 「お盆」 「お彼岸」と イベントが盛りだくさんですから
女将さん 私は死んでも マダマダ忙しいですねぇ
奇しくも今日は 「秋のお彼岸」の入りですねぇ

オトウサン 死んでからも がんばってねぇ
あたしゃ浮世で スチャラカチャンチャンょ
今晩は曇りで 月は出ませんょ


♪月が鏡であったなら 恋しあなたの面影を コリャコリャ

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by takiro2 | 2005-09-20 13:33 | 季節
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