カテゴリ:季節( 344 )

  春宵一刻値千金  2018年 4月 18日

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女将さん 今年の春は アッというまでしたね
オトウサンと同じで 来たと思ったら すぐ去ってしまいましたね

春の宵は心地よく 情趣ふかく わずか一時でも千金の値打ちがあると
北宋の詩人の 蘇拭(そしよく)は 詩でうたっていますね

女将さんには ムツカシイと思いますが
原典は「春宵一刻値千金、花清香有 月蔭有」なんですょ
ここから 「一刻千金」が 四字熟語化されたんです

現在でも春の宵は 桃 梅 桜の花を愛でながら
酒を酌みかわす まさに一刻千金のおもむき という風流さが残っていて
春分のころの宵が 酒には最高だそうですね

だからといって 春宵にスキヤキを食っても
一刻千金というセリフは出てきませんね


「いや なつかしい 今夜は「一刻千金だ!」じつくり語ろう」なんて
旧友と再会を祝して飲み明かすことがありますが
これは春でなくても 一年じゅういつでもよろしい
そして「時の過ぎるのを忘れた」となれば
まさに人生の楽しみ これに過ぎるものはなく
一刻千金は 季節を問いません


しかし 男女の仲でも 昔の恋人でも
偶然に出会えば「一刻千金」となるにきまっていますが
過ぎゆく時を惜しみすぎると、あとが恐ろしい

女将さんとなら すぐに「一刻千金」の雰囲気になりますが
帰りの 「一刻一万円」 が怖いです

金のない奴は トットと帰れ!!


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by takiro2 | 2018-04-18 18:24 | 季節 | Comments(1)

  花 に 嵐  2018年 4月12日


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女将さん 毎日毎日 風が強いですねー
オトウサン 強い西風が 長く続きますね
櫻だって 満開の翌日の強風で アッというまに散ってしまったでしょ


女将さん 平年サクラの花の盛りは 七日間ぐらいあるのですが
今年の桜は 特に不憫でしたね


オトウサン「花に嵐」とはよくいったものですね
「花にあらし」は仕方がないのでしょうが
あらしの中で散っていくのも また桜花と言えますね


女将さん「花にあらし」とは
とかく物事には邪魔が入りやすい例えとなっておりますが この和歌は

「世の中は月に叢雲(むらくも)花に風 思うに別れ 思わぬに添う」
となっています

そして 低気圧と低気圧の間の移動性高気圧が来ると
穏やかな明るい青空が広がり

「久かたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」(紀友則)
の風情になります


女将さんの 一番きれいな時ですね 頑張ってくださいよ
熱くなったからっといって 肌は出さないように


オトウサン いいお話ありがとう 今日は勘定いらないわ
女将さん 今日は何も飲み食いしていませんょ


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by takiro2 | 2018-04-13 17:18 | 季節 | Comments(0)

  花の下で  2018年 3月 31日


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女将さん今晩は
あらオトウサン お元気そうね お酒は熱燗ですか?

いやいや女将さん その前に外へ出て お月さま を見てくださいょ
オトウサンいい月ですね まん丸ですょ

そうです 今夜は訳ありの夜なんです
晩年の西行法師が詠んだ有名な歌
「ねがはくは花のしたにて春しなむそのきさらぎのもちづきのころ」とは
「きさらぎのもちづき」とは 旧暦の2月15日のことなんです

そうです 今日3月31日のことなんです
人生の旅の終わりに 花に心寄せた文人は多いですね
美しい作品が その心持ちを後世に伝えていますね
今晩は月を見ながら帰ります

「古池やかわずとびこむみずのおと」ああ風流だなぁ

オトウサン ドブに飛び込まないでくださいょ
大丈夫かなぁ  


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by takiro2 | 2018-03-31 18:24 | 季節 | Comments(0)

  花一時 人一盛  2018年 3月 27日

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女将さん 元気ですか この陽気で心配しているんですよ
オトウサンほんとに 激しく変わりますね
おとといまでは真冬の陽気で 今日は夏日ですょ
桜の花も咲いていいのか いけないのか 迷っているのじゃないですか


今朝のニュースでは 満開が一週間早くなったそうですょ
気象庁の観測では
あらかじめ決めてある標準木の花が数輪以上開いた状態になった時を「開花」
80%以上が咲いた時を「満開」としているそうです
たまには 開花の翌日満開という観測例もあるそうです


「花一時(いっとき)人一盛り(ひといちさかり)」は 昔のことわざ
花が咲き誇るのも ほんの一時であるように
人も盛んな時はごく短い一時期
「散る桜残る桜も散る桜」は 良寛の句と伝えられています

女将さんも「四十四十と人言うけれど三十九だもの花だもの」というときもありましたが
今はもう「うば桜」なんと慰めてよいのやら

晩はここいら辺でやめます 勘定はここに置いていきます
おやすみなさい


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by takiro2 | 2018-03-27 14:22 | 季節 | Comments(0)

  春 分  2018年 3月 21日

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女将さん とうとう春分になりましたね
暑さ寒さも彼岸までと言いますが 昨日が真夏の陽気 今日は真冬の陽気ですね
ところで女将さん 新潟の春彼岸の様子は どんなもんなんですか

オトウサン新潟では 彼岸にスコップで霊園の深い積雪をかき分けて
線香を上げている光景を見ました
また墓前に供えた着色した造花の色が、
寂しい雪の野山の中で 実に鮮やかだったのを覚えています

女将さん 一方鹿児島の彼岸は、レンギョウやアカシアが黄色の花を豊かに着け、
ハクモクレンの花は全開、クスの若葉がもえ始めており、
霊園はお花見のような人出で、供え花は目を見張るばかりに豪華だそうです。

女将さん日本は広いですねぇ 同じお彼岸でもいろいろな色があって
いい国ですねぇ

一句出来ました  花冷えや燗付け直す老夫婦
いいお彼岸を迎えましたね オトウサン
今夜の勘定 あたしのおごり


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by takiro2 | 2018-03-20 17:11 | 季節 | Comments(0)

  春 分  2018年 3月 20日

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女将さん ここ1年の間 ブログを休んでおりましたらすっかり様子が変わっていて
編集の仕方に 右往左往しております

今日も まだテスト中です おかしかったら教えてね、

(花のさかりは、冬至より百五十日とも、時正(じしょう)の後、七日ともいへど、
立春より七十五日、おほやうたがはず)

吉田兼好が著した『徒然草』第161段に登場する「時正」とは、春分のこと。
太陽黄経が零度となり、昼と夜の長さがほぼ同じになるこの日以降、
気温はぐんぐん上がり、待ちに待った行楽シーズンが始まります。
初候は「雀始巣(=すずめはじめてすくう)」。

本格的な春を迎え、生き物たちの活動がますます盛んになります。

ここまでで うまくいくといいですが 


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by takiro2 | 2018-03-20 13:39 | 季節 | Comments(0)

  多情多感  2018年 3月 16日

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女将さん お元気ですか オトウサン ありがとう

でも この木の芽時になると 体が何だかだるくてしょうがないんですョ

解ります分かります この時季は 「牛が発情する」と言われるように
環境の急激な変化への調節がうまくいかなくて
体や精神の変調を起こしやすいと言われていますね

オトウサン 私ってチョット 晩生(おくて)なのかしら

女将さんは チョットどころか かなりずれていますが
青春時代は誰も「多情多感」でして 感情が豊かで物事に感じやすい
そういう一時期を過ぎて みんな大人になっていくんですね

女将さんのように
大人になっても「多情多感」でありつづける人も少なくないですが

たいていの人は「薄情鈍感」になるようですね

いじわるくいえば「多情多感」が行きすぎると
その場その場の感情のおもむくままに流されて 自分を失ってしまい
コントロールのきかない「気まぐれプッツン症」にも通じますね

(とし)とってこれじゃ周囲に迷惑をかけますから
「多情多感」はやはり若さの特権であり 青春の代名詞といっておきましょう

これに似た言葉で「多情多恨」がありますが
これも物事に感じやすく 恨んだり悲しんだり 感情表現が豊かな人のこと


「多情仏心
(たじようぶつしん)はそういう中にも

薄情なことができない 仏心(ほとけごころ)をもつ性質を言います

注意すべきは、「多情」の二文字だけの形容は
男女関係で気が多い 浮気な女ということになって
ほめ言葉にはならないので 気をつけてくださいね

では今晩は この辺で帰ります ご馳走さまでした

オトウサンありがとう これから気を付けましょう

でも今晩の勘定は払っていってくださいょ

「薄情鈍感」な 女め





































































































































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by takiro2 | 2018-03-16 15:36 | 季節 | Comments(0)

啓 蟄  2018年 3月 6日

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 女将さん 今日はもう「啓蟄」ですね

ところで 女房の話をすると 女将さんは 厭な顔をしますが

一昨年 女房が 「お~いお茶」の伊藤園が募集している俳句に当選しまして

「啓蟄や色とりどりの孫の靴」が日本中に販売されたんですょ

それは凄いことですね ちっとも知りませんでした
奥さんによろしくお伝えください

啓蟄の声を聴くと もう春も本番ですね

そのあり様は 「蟄虫啓戸(=すごもりむし 戸 をひらく)」が示すように

冬の間、地中で冬眠していた虫たちやカエル、トカゲ、ヘビなどが

寒さが緩むにつれて穴を出て その姿を現しはじめる頃という意味で

この頃に鳴る雷は 雷鳴に驚いた虫が出てくるので
「虫出しの雷」とも呼ぼれています

わたしも なんだか 胸の中がムズムズしてきたわ
虫が動き出したのかしら

女将さんそれは違います 大違いです

それは浮気の虫か 欲求不満か 催促かです 

変な顔してこちらを見ないでください

さぁ 今日は早く帰りましょう うちのオッパイでももみましょう
 安上がりですからネ
 

この情なし! 早く帰れ! 席代1,000円は払っていってョ!

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by takiro2 | 2018-03-06 17:25 | 季節 | Comments(1)

うるう年  2018年 2月 29日

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オトウサン どうして今年はオリンピックをやっているのに

2月に29日が無いの どうして どうして

だってオリンピックのある年は うるう年と言って

2月は一日多く 29日まであるんだよと 言ったじゃないの

女将さん あんたもオッチョコチョイだねぇ

オリンピックはオリンピックでも
今やっている韓国平昌の五輪は冬季オリンピックで
閏(うるう)年の対象にはならないのです


どうしてですか 約束が違うじゃないですか

うるう年の話をすると
今の暦は 地球が太陽の周りを一回まわるのに365.2422日かかります

しかしながら1年を365日としてありますので 0.2422日が余ります

これが長年貯まると 季節とのずれが生じますので

4年間で1日増やして 季節に合うようにしたのですょ

1日増やせばいいのですから 冬季オリンピックはパスしていいのです

お分かりですか 女将さん

それじゃぁ陰暦の場合 月が地球の周りをまわるのに29.5日かかるでしょ

月に0.5日も貯まったら 季節との調整は大変でしょ

それじゃぁ「うるう月」の調整は どうするの どうするの オトウサン


今日のお通しは何ですか 蕗の薹ですか いいですね 熱いの1本頼みます


旗色が悪くなると いつもこうやって ごまかすんですから


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by takiro2 | 2018-03-04 17:11 | 季節 | Comments(0)

  天上天下唯我独尊  2017年 4月 9日

 
 天上天下唯我独尊
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女将さん 昨日は 「花祭り」でしたね
あらそうですか 東京のほうでは 千鳥ヶ淵 目黒川なぞ 満開 夜桜なぞ
大賑わいのようでしたが
ここいら辺では 雨にたたられ まだまだ「花まつり」の話はありませんね


いやいやそうではなくて お釈迦様の誕生日の「花祭り」のことです
花で飾った 小さなお堂に設置したお釈迦様に 甘茶をかけるやつです

その甘茶は アマチヤの葉を蒸し 乾燥させたものを煎じたお茶で
この甘茶には 無病息災のご利益があり 虫除けにもなるといわれているんですょ
でも女将さんには もう虫もつかないでしょうから 必要ないですよね

女将さん 話を「桜の花見」に戻しますが
咲いている花を愛でることは誰でもしますが
散る花 散った花を愛でる人は少ないかもしれませんね

桜吹雪 花の雨 飛花(ひか) そして葉桜… …
その時々の桜の状態を 人々は言葉にして 愛してきましたが

どんな姿になろうと、桜であることに変わりはないのです
 ~散る桜 残る桜も 散る桜~
良寛和尚の辞世の句のひとつです

そうです みんな桜 咲こうとも散ろうと 愛すべき桜です

水面に桜の花びらが舞い散って 筏のように流れていく……
そんな様子を花筏(はないかだ)といいますが 美しい春の風景じゃぁありませんか

お釈迦様の教え 般若心経 にもありますょうに
この世は「無」です ずっとあり続くものはありません
これが「色即是空」です…

なんだかオトウサン 最近 お話がお線香臭くなりましたね
頑張ってくださいね まだまだ稼がせてもらわないと 困りますからね


嗚呼 「天上天下唯我独尊」 助ける神はないものか アァアァ



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by takiro2 | 2017-04-09 15:34 | 季節 | Comments(0)