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  花 に 嵐  2018年 4月12日


  花 に 嵐  2018年 4月12日_c0070150_17170677.jpg


女将さん 毎日毎日 風が強いですねー
オトウサン 強い西風が 長く続きますね
櫻だって 満開の翌日の強風で アッというまに散ってしまったでしょ


女将さん 平年サクラの花の盛りは 七日間ぐらいあるのですが
今年の桜は 特に不憫でしたね


オトウサン「花に嵐」とはよくいったものですね
「花にあらし」は仕方がないのでしょうが
あらしの中で散っていくのも また桜花と言えますね


女将さん「花にあらし」とは
とかく物事には邪魔が入りやすい例えとなっておりますが この和歌は

「世の中は月に叢雲(むらくも)花に風 思うに別れ 思わぬに添う」
となっています

そして 低気圧と低気圧の間の移動性高気圧が来ると
穏やかな明るい青空が広がり

「久かたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」(紀友則)
の風情になります


女将さんの 一番きれいな時ですね 頑張ってくださいよ
熱くなったからっといって 肌は出さないように


オトウサン いいお話ありがとう 今日は勘定いらないわ
女将さん 今日は何も飲み食いしていませんょ


# by takiro2 | 2018-04-13 17:18 | 季節

  花の下で  2018年 3月 31日


  花の下で  2018年 3月 31日_c0070150_18214815.jpg

女将さん今晩は
あらオトウサン お元気そうね お酒は熱燗ですか?

いやいや女将さん その前に外へ出て お月さま を見てくださいょ
オトウサンいい月ですね まん丸ですょ

そうです 今夜は訳ありの夜なんです
晩年の西行法師が詠んだ有名な歌
「ねがはくは花のしたにて春しなむそのきさらぎのもちづきのころ」とは
「きさらぎのもちづき」とは 旧暦の2月15日のことなんです

そうです 今日3月31日のことなんです
人生の旅の終わりに 花に心寄せた文人は多いですね
美しい作品が その心持ちを後世に伝えていますね
今晩は月を見ながら帰ります

「古池やかわずとびこむみずのおと」ああ風流だなぁ

オトウサン ドブに飛び込まないでくださいょ
大丈夫かなぁ  


# by takiro2 | 2018-03-31 18:24 | 季節

  花一時 人一盛  2018年 3月 27日

  花一時 人一盛  2018年 3月 27日_c0070150_18070024.jpg
女将さん 元気ですか この陽気で心配しているんですよ
オトウサンほんとに 激しく変わりますね
おとといまでは真冬の陽気で 今日は夏日ですょ
桜の花も咲いていいのか いけないのか 迷っているのじゃないですか


今朝のニュースでは 満開が一週間早くなったそうですょ
気象庁の観測では
あらかじめ決めてある標準木の花が数輪以上開いた状態になった時を「開花」
80%以上が咲いた時を「満開」としているそうです
たまには 開花の翌日満開という観測例もあるそうです


「花一時(いっとき)人一盛り(ひといちさかり)」は 昔のことわざ
花が咲き誇るのも ほんの一時であるように
人も盛んな時はごく短い一時期
「散る桜残る桜も散る桜」は 良寛の句と伝えられています

女将さんも「四十四十と人言うけれど三十九だもの花だもの」というときもありましたが
今はもう「うば桜」なんと慰めてよいのやら

晩はここいら辺でやめます 勘定はここに置いていきます
おやすみなさい


# by takiro2 | 2018-03-27 14:22 | 季節

  春 分  2018年 3月 21日

  春 分  2018年 3月 21日_c0070150_17032346.jpg


女将さん とうとう春分になりましたね
暑さ寒さも彼岸までと言いますが 昨日が真夏の陽気 今日は真冬の陽気ですね
ところで女将さん 新潟の春彼岸の様子は どんなもんなんですか

オトウサン新潟では 彼岸にスコップで霊園の深い積雪をかき分けて
線香を上げている光景を見ました
また墓前に供えた着色した造花の色が、
寂しい雪の野山の中で 実に鮮やかだったのを覚えています

女将さん 一方鹿児島の彼岸は、レンギョウやアカシアが黄色の花を豊かに着け、
ハクモクレンの花は全開、クスの若葉がもえ始めており、
霊園はお花見のような人出で、供え花は目を見張るばかりに豪華だそうです。

女将さん日本は広いですねぇ 同じお彼岸でもいろいろな色があって
いい国ですねぇ

一句出来ました  花冷えや燗付け直す老夫婦
いいお彼岸を迎えましたね オトウサン
今夜の勘定 あたしのおごり


# by takiro2 | 2018-03-20 17:11 | 季節

  春 分  2018年 3月 20日

  春 分  2018年 3月 20日_c0070150_14121648.jpg


女将さん ここ1年の間 ブログを休んでおりましたらすっかり様子が変わっていて
編集の仕方に 右往左往しております

今日も まだテスト中です おかしかったら教えてね、

(花のさかりは、冬至より百五十日とも、時正(じしょう)の後、七日ともいへど、
立春より七十五日、おほやうたがはず)

吉田兼好が著した『徒然草』第161段に登場する「時正」とは、春分のこと。
太陽黄経が零度となり、昼と夜の長さがほぼ同じになるこの日以降、
気温はぐんぐん上がり、待ちに待った行楽シーズンが始まります。
初候は「雀始巣(=すずめはじめてすくう)」。

本格的な春を迎え、生き物たちの活動がますます盛んになります。

ここまでで うまくいくといいですが 


# by takiro2 | 2018-03-20 13:39 | 季節